浸水対策のために止水板(防水板)を導入する方が最初に悩むのが、製品を選ぶ基準だと思います。止水板にも性能や種類がいろいろありますが、どこに着目して製品の良し悪しを判断すればよいのでしょうか。このページでは止水性能やコストパフォーマンス、取付けのしやすさ、そして導入実績・事例といったポイントをご紹介していきます。
止水板の止水性能の基準としてよく挙げられるのが、「JIS規格を満たしているかどうか」という点です。JIS A 4716「浸水防止用設備建具型鋼製部材」という規格が設けられており、漏水量や耐水圧性能、操作のしやすさ、設置時間、開閉性能などによってWs-1~6までの等級に振り分けられます。
各メーカーのページでも度々「Ws-5に相当」といった文字を目にしますが、実はこの規格は扉やシャッターの止水性能を表すためのもの。そのため脱着式止水板においては正式には適用されません。
ただし、脱着式もこの規格に準ずることが望ましいとされています。
上記でも触れたように、止水性能の基準として漏水量が挙げられます。一定の水量・水圧に対してどこまで水を食い止め、またどれくらい漏れるのかということを示す数字です。
止水板を導入する際は、漏水量の実験を行い、その結果を公開しているメーカーの製品を選ぶとよいでしょう。このサイトでも止水性能を公表しているメーカーの製品をご紹介しています。以下のリンクからご覧ください。
製品を選ぶときにどうしても気になるのが価格のこと。求めている性能を満たしていて、価格が安ければそれに越したことはありませんが、ただ安いだけでなく、コストパフォーマンスに優れたものを選ぶように注意してスペックを見てみましょう。
いくら安い製品でも、止水性能がいまいちで水がドバドバ侵入してしまっては元も子もありません。万が一に備えるものとして、値段よりも性能をしっかりと見ておくべきです。安さだけで選ぶのではなく、止水性能が高いコストパフォーマンスに優れた製品を探すことをおすすめします。
なお、止水板設置にあたっては各自治体が補助金を出しています。お住まいの市区町村に補助金精度がないか一度検索してみましょう。
止水板が必要になるときというのは、急を要するケースが多いと思います。突然の豪雨、台風。予想もしなかった水量と浸水の恐れ。そういったときに、止水板を手早く設置できるかどうかが重要になります。設置手順の簡単さ、止水板の軽さといった点に着目してみましょう。
同時に、設置する建物や施設への導入がしやすいか、どういった工事が必要になるかもチェックしておくのがおすすめです。比較的設置が手軽な脱着式は多くの場合、金具を取り付けるための工事が必要になります。
候補として挙げられた製品の中で、導入実績や事例が公表されていれば、それも必ずチェックしておきましょう。できれば導入したい場所に似た事例や実績があるものを選ぶようにするとなお安心です。事例がなく、様子がわからないまま導入を決めるのは不安なもの。実績があり、想定したとおりの運用ができることを確認できればベターです。
止水板の製品を選ぶ前に、止水板メーカーを比較しておくことも必要です。全てのメーカーの全ての製品を検討するのは骨が折れます。製品への信頼度が高い止水板メーカーをいくつかピックアップして、その中から導入する製品を検討する方が、より具体的に比較しやすくなります。
このサイトでも、止水板メーカーを12社取り上げてその製品の特徴などをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。