防水板とは、大量の雨が降ったときに建物へ水が流れ込むのを防止するための板です。軽くて錆びにくいアルミ製の防水板が適しており、建物の開口部に密着させて隙間を塞ぐことで水の流れ込みを防ぎます。
マンションや店舗、立体駐車場などに設置されることが多く、特に地下は水が浸入しやすいため対策することをおすすめします。
台風や豪雨などによる水害時には、建物内部へ浸水する被害が予測されます。家の玄関やマンションエントランス、地下駐車場の入口などに防水板を設置しておくことで、水が流れ込むのを防ぐことができます。
浸水してしまえば家財道具が水に浸かり使えなくなってしまうだけでなく、土砂で汚染され除去にも大変な手間と日数がかかります。駐車場に浸水すれば車が動かなくなるなど、大きな金額の被害も想定されますので、川の側など浸水しやすい土地であれば自衛手段として防水板の設置は非常に効果的だといえます。
シンプルな仕組みで設置条件の制約が少なく、比較的どのような場所でも設置しやすいタイプです。分割式のパネルになっており、1〜2人で10分程度で簡単に組み立てられます。
中柱を組み立てればパネル同士を連装したり、上下2段にして高くすることも可能です。状況に応じて横方向や縦方向に対応でき、最大で1.5mまでの止水ができます。普段は別の場所に保管しておけるので邪魔になりません。
防水板にも設置箇所や使用方法によっていくつかの種類があります。大きく常設型と設置型の2つに分類できますが、設置場所によって最適なものを選択しましょう。
常設型の代表的なものに、起伏式防水板があります。地面や床などにあらかじめ埋め込まれており、手動と電動タイプがあります。主に建物入り口に設置されます。常設型にはスライド式、シャッター式、扉式などもあります。
設置型には水圧に耐えられるシートを設置する方法も。シート式は、脱着式のアルミ製の防水板より軽く収納しやすいメリットがあります。
山間部の森林伐採により、森が水を蓄えられず川が一気に増水して起こる洪水被害が増えています。さらに都市部はアスファルトに覆われ、雨水が地下にしみこみにくくなっています。治水事業の発展により浸水被害も減ったように感じますが、一方で気候変動に伴う集中豪雨は毎年起こるようになりました。
これまでは予想もしなかったような大雨が降り、あっという間に浸水する事例も発生しています。日頃から非常時に備えて持ち出し品の準備をしたり、ハザードマップを確認して避難ルートや避難場所を決めておくことも必要です。
ゲリラ豪雨という言葉も浸透しましたが、雨が降り出してから短時間で浸水するケースも少なくありません。緊急時に慌てても間に合いませんので、水害に遭う前に住宅の浸水対策をしておくことが大切です。
住宅の構造や形状により、適した防水板も異なるため、普段から浸水対策を考え防水板の設置をしておくと良いでしょう。